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RYOBI 充電式フラッシュライトの日亜HI FLUX LED化
RYOBIの充電式インパクトドライバーや充電式ドリルドライバーを使用していますが、そのバッテリーを利用する作業灯をノーマルのクリプトン球から日亜化学のHI
FLUX LEDホワイトを使用して、LED化を行った。
既にLUXEONを使用して同型ライトの改造を行っていたが日亜のHI FULX LEDに興味があり使用したかった事や、光源を増やして手元の影になる部分を減らして車での作業効率を高めるため今回の改造を行った
【目的】
・ノーマルのクリプトン球はスポットライトですが、HI FLUXを多く使用することで面発光化して蛍光灯の様に光が均一に分散させ、影が出難くすることで手元の見易さを重視。
・ノーマルは点灯時間が2時間ですが、DIYに使用するときは4時間程度の点灯時間が欲しいし為、、分解時に10mA〜1000mA(実質消費電力は10mA〜135mA)に設定できるように設計。
この為、使用時間は最弱時130時間〜最強時10時間。
・今回、使用中での明るさ変更の機能は付けていないが、今後変更を可能に出来るように設計。
・作業ライトや、懐中電灯として使用した場合に使いやすい配光に設計。
【材料の購入】
・日亜科学工業 白色HIGH FluxLED 型番:NSPWR70SS
・しまりす堂700mA可変点滅キット(特注:メールにて相談した所作ってくれました♪)
【使用材料】
・RYOBI 充電式フラッシュライト BFL-125 定価2580円(税別)
※バッテリーは別売なので、12Vタイプの充電式ドリルドライバーか充電式インパクトドライバを購入してください
・日亜化学HI FluxLEDホワイト:54個
・しまりす堂700mA可変点滅流キット(特注)
・ガラスエポキシユニバーサル基盤(70mm×70mm)
・ヒートシンク(型番:)
・エポキシ接着剤 5分硬化(基盤固定用)
・エポキシ接着剤 90分硬化(LED防水/絶縁用)
・半田
・0.5mmテフロン単線(白)
・0.5Sqテフロンより線(黒、赤、青、黄)
・固まる放熱用シリコ−ン
・一般整流用ダイオード1A:2個
・1.1Aポリスイッチ(リセッタプルヒューズ):1個
【使用工具】
・半田ごて
・ニッパー
・カッター
・アクリル用デザインカッター
・電動ドリル
・倍力はさみ
・ヤスリ
【ライト部の製作】
ガラスエポキシユニバーサル基盤を倍力バサミでライトに入る大きさ(直径65mm)に切り、ヤスリで仕上げまます。
使用できる穴を方眼用紙に写し、LEDお配置/配線の配置を設計します。
バッテリーが12Vなので、効率重視でHiFluxLEDを3個を直列に配線するのをベースに考えます。
LEDのレイアウトについては、形を対称にすることは考えずに出るだけ多くLEDを配置できるレイアウトを採用します。
また、どうしても発生するLED同士の隙間は出来るだけ真ん中に出来るようにし、隙間が重なる場合はずらして配置します。
その検討した結果、LEDは54個使用(LED3個を直列に配線し、それを18個並列に配置)に決定しました。
LED照明部正面と背面です。
背面は90分硬化型エポキシ接着剤でコーディングしています。
15mAのCRDにて配線やLEDの向きに問題が無いか仮点灯してみます。
【定電流回路】
今回の定電流回路は、明るさの自由度を高くすることと、省エネルギー化の為、人間の目で見てもちらつかない程度(一般に60Hz以上と言われている)に高速点滅させることにします。
回路設計上の点滅速度は110Hzで、Duty比(点灯している時間の割合)は0.11になるよう設定しました。
しまりす堂の700mA可変点滅キット(特注)を使用します。
ライトのスペースの関係で、点滅回路と定電流回路を分けて作成します。
回路基板の固定には5分硬化型エポキシ接着剤を使用します。(サンハヤトの防湿防錆用コーティング剤ハヤコートでもOK)
高速点滅回路
定電流回路
ライトに、回路を組み込みます。
ライト部と本体を接続します。
ライト部の組み立ては配線に無理が来ないように行います
+配線にポリスイッチ(リセッタプルヒューズ)を使用します。
絶縁/回転部の配線の擦れ防止にはヒシチューブ(熱収縮チューブ)を使用します。
自己融着テープにて絶縁を行っています。
【完成品】
実際に点灯した様子です。
背景が真っ暗に感じるほど明るく点灯します。
サイドへの配光もLEDは100度とワイドな指向特性なので、光が回り込みます
前回作成した、パワーLEDタイプと比べてみても遜色がないほどの明るになりました。
流石に、日亜のLEDは品質管理が良いみたいで、色合いや明るさの違いは感じられません。
【インプレ】
・高速点滅をさせるとLEDや定電流回路の発熱を抑えることができ、消費電力の割には明るさが犠牲にならないようです
・LUXEONを使用する場合はリフレクターかコリメータを使用しないと効率が落ちることが判明しました。
・LEDの配置面積が充分に確保できる時や、2m以内の照明に使用する場合、ヒートシンクできない(密閉構造)場合はHI FLUXの方がのパワーLEDより向いていますね。
・色が見やすくカラーの本を自然に読め、光源が目に入らない限りは快適な明るさです。
・光はまるで蛍光灯の様で、白く、明るく、均一に配光される為、マップ等は非常に見やすい。
・写真撮影に使用すると、微妙に点滅していることがわかります。ぎりぎりマクロ撮影時にも使用できそうです
・今後、ボリュームかスイッチにて明るさを外部より切り替えできるように変更する予定です。
自分では納得の完成度になりました(^^)/
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